JZX90マークU製作日誌

純正デフを下ろします。
純正トルセンデフとご対面♪でも好みじゃないの・・・
ロックプレートを起こしてリングギヤボルトを外します。
OSスーパーロックLSDスペックXです。
このスペックXはテクニカルショップのみの扱いで専用オーダーシートで使用目的等を記入してメーカーに注文となります。
更にテクニカルショップではセッテイングのための内部部品を常時在庫しているので各自ノウハウでセッテイング出来ます。
25/45-336-14-14Sの数値の意味はアクセルオフカム角25度/アクセルオン45度ープレッシャーリング合計加重336s−フリクションプレート数片側14枚ーイニシャルトルク14s

デフは1.1ウェイ、2ウェイも選べます。
ドリフト走行車両では2ウェイを選ぶ事が多いと思いますが、スーパーロックLSDは2ウェイを選ばない方が良いです。
デフが作動すると本当にデフロックしますのでコーナー進入アクセルオフ時にアンダー出まくります。試しました。^∇^!

OS技研スーパーロックLSDの機構説明はこちらから
リングギヤボルトにロック剤を塗り締め付けます。
サイドベアリングを圧入します。
ベアリングレースを傷つけないようにカラーを挟んでいます。
デフサイドのシムを測定して仮組みします。
バックラッシュを詰める場合は左側シムを厚く、右側を薄いシムにします。
この作業は物凄く大事な事で、ある程度バックラッシュが大きくなるとリングギヤとドライブピニオンの歯当たり部分の磨耗が進み、異音、歯欠けの原因になります。

そして右側を40種類程有る一番薄いシムにしてバックラッシュを見ると 『う〜ん、まだ納得のいく所まで来ていない。』
このまま組んでしまうと耐久性と今後パワーを上げた時にブローする可能性があるのでデフを分解。
ドライブピニオンの突き出し量を変えて調整します。
ドライブピニオンインナーベアリングを外すとシムがあり、厚みに種類があります。
そして圧入。
分解したついでに新品ベアリングに交換しています。
デフケースに仮組みしてバックラッシュを調整値に来るか確認します。
希望のバックラッシュになるまで何度でも脱着します。
今回は1発OK!

もう一度分解してスペーサーとオイルシールを取付け本組みします。
スペーサーを潰してドライブピニオンベアリングの張りを調整するのでコンパニオンフランジ取付けネジを締めるのにかなりの力がいります。
リングギヤに光明丹を塗り、歯当たり確認します。

サイドフランジとデフ側のスナップリングの位置を確認します。
ついでにオイルシールの打ち込み位置も確認します。
デフカバーにシール剤を塗り取付け。
ドライブシャフトのサイドフランジ接合部を取付けネジにロック剤を塗り締め付けます。